坂本龍一ピアノ展

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 今日、東京のヤマハ銀座店へ行って、坂本龍一ピアノ展を観てきました。

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 坂本さんが実際ライブやレコーディングで使っていたシンセサイザーや1999年のオペラで使用されたピアノが展示されていました。’80年代を代表するシンセサイザーDX7も展示されていました。

 今回の展示での一番のベントは、坂本さんの生前の演奏データをピアノで奏でるプチ・コンサートです。坂本さんの演奏を(おそらく)MIDIデータ(あるいはヤマハ独自仕様)として記録してそれを本物のピアノで音を出します。

 そういう意味では、今回坂本さんのピアノ演奏を最も近くで聴いたことになります。

いままでは坂本さんのライブDVDやCDなど「録音(&調整)されたピアノ演奏」を聴いていましたが、今回のピアノ演奏には、生楽器(ピアノ)から出る音の力強さを感じました。その音の響きに坂本さんの生命力を感じ、感動しました。

 自分は死んでも、演奏データで永遠に坂本さんの演奏をピアノで聴ける、これっていまさらながら、すごいです。

そういう意味で、坂本龍一さんは「21世紀の未来派野郎」だったんだな、と思います。