とある坂本龍一ファンの回顧録(16)

<17:38>

 毎週日曜に、坂本龍一ファン歴36年の私が昔を思い出しながら書いています。
今回は16回目、2000年頃から書きます。

私の記憶では、坂本さんは2000年に音楽活動で何か発表してるようなことはいないと思います。
前年の1999年にエナジーフローがミリオンセールになったり、秋にオペラを公演したりと大変忙しかったので、音楽的な発表はなかったと思います。
 むしろ、翌年2001年発表のための仕込み(?)をしていたのではないかと思います。その2001年1月には、作家・天童荒太さんとの対談をまとめた「少年とアフリカ」が発売されました(TVドラマ「永遠の仔」メインテーマ曲を作ったことがきっかけ)。

'90年代以降日本や世界に広がる閉塞感を打破するような、元気をもらえる対談集です。
個人的には、引きこもっていたり、会社や学校でいじめを受けて悲しい思いをしている人たちに配って歩きたいくらい、まさにエナジーフローな本です。

 また、坂本さんは地雷除去活動にも参加なさっていました。地雷除去活動のを支援するために、チャリティーアルバム(?)「ZERO LANDMINE」を発表します。

ZERO LANDMINE

ZERO LANDMINE

  • アーティスト:N.M.L.
  • Wea Japan
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このとき、GLAYのメンバーやドリカムといった日本を代表するミュージシャンが参加していたようです。
そういえば、坂本さんは近年のロシアのウクライナ侵攻に対して反戦を訴える活動もしていたような気がします。

 このあと、モレレンバウム夫妻とボサノヴァのアルバムを発表しました。

個人的には、意外でしたが、ボサノヴァ好きな私は素直に嬉しかったです。

たしか、ボサノヴァ生みの親:(故)アントニオ・カルロス・ジョビン氏の自宅のピアノを使って録音したらしいです。

 また、後年になってこの年の最悪の出来事であるアメリカで起こった9.11同時多発テロの様子について、NHKの番組て爆笑問題に語っていたのが印象的でした。

NHKさん、再放送願います)

 で、翌年2002年は坂本さん50歳ということで、それを記念するアルバムが3枚出ました。それは来週書きます。