とある坂本龍一ファンの回顧録(6)

<16:50>

 毎週日曜、最初に坂本龍一さんのファンになったきっかけやTVでのライブや聴いたアルバムについて書いてきました。今日はその6回目。
前回は1988年8月頃までのことを書いてきました。
エスペラント」の後に買ったアルバムは「音楽図鑑」。

音楽図鑑

音楽図鑑

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(注:購入の際は、完璧版か2015年版のほうが曲数多いです)

坂本さんのオリジナルアルバムとしては、私はこの音楽図鑑が一番好きです。
1曲目の「Tibetan Dance」は1987年10月のTV放送で見聞きしており、また2曲目の「ETUDE」は、MEDIA BAHN LIVEに収録されており、すんなり入ってきました。
3曲目の「Paradise Lost」、この曲が自分の中で最初に強く印象に残りました。
自分がこの曲を聴いていると、どこか綺麗な南国の海岸で夕日が沈んでいくのを涙を流しながら観ている自分をイメージしてしまいます。
どこか南国リゾート感がありながらどこかさみし気な黄昏時を表しているような感じです。
そのため、残業で遅くなった時に、帰宅のマイカーで聴きながら黄昏気分で運転することもよくあります。
この次の4曲目「SELF PORTRAIT」でちょっとポップで落ち着いたかと思ったら、5曲目は「旅の極北」、南から北に旅してきている気分です。
6曲目「M.A.Y. IN THE BACKYARD」、冒頭にちょっと奇妙なリズム、サビのところでインパクトのある演出のある曲です。たしか当時カメラか何かのCMに使われたと思います。絶対ステレオで聴いてください。
7曲目「羽根の林で」、8曲目「森の人」はどこかちょっとファンタジーな感じの曲です。どちらも坂本さん歌っています。
9曲目「A TRIBUTE TO N.J.P」、これも冒頭にインパクトがありました。何かのCM曲にも使われていたようです。
で、10曲目「REPRICA」これもこのアルバムの中で自分にとって印象的な曲です。同じようなリズムを繰り返してどんどん追加して行くのが非常に印象的でした。
11曲目の「マ・メール・ロワ」、このアルバムで二番目に好きな曲です。どこかファンタジーな感じで、子供たちの歌声が実に印象的で、自分にとっては癒しを与えてくれます。
、、、で、本来の音楽図鑑にはこのあと「きみについて」と「TIBETAN DANCE」の別バージョンが収録されいたらしいのですが、当時自分が購入したCD版の音楽図鑑には、この2曲入っていませんでした。
それを知ったのはこの約10年後に買った完璧版からでした。

音楽図鑑完璧盤

音楽図鑑完璧盤

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この2曲も好きです。
ちなみに、更に曲数を増やした(未発表バージョンを多く収録した)2015年版もあります。

全く初めて聴くのであれば、完璧版か2015年版をお勧めします。

ちなみに私は3バージョンとも持っています。