＜１３：５８＞
毎週日曜に、坂本龍一ファン歴36年の私が昔を思い出しながら書いています。
今回は24回目（最終回）、2022年からのことを書きます。
この年の12月2日、自分の人生の中で最も悲しい出来事がありました。
それは父親の死。
その悲しい思いを引きずったまま、でも、何か気分を変えるためにもほぼ10日後の12月11日、坂本龍一さんのコンサート（配信）を鑑賞しました。
https://special.musicslash.jp/sakamoto2022/
このコンサート自体は素晴らしかったのですが、長年坂本さんを見てきた自分は、ちょっとショックなところがありました。
まずは冒頭のインタビュー。坂本さん、声からしてかなり辛そうでした。
また、演奏では、「Merry Chirstmas Mr.Lawrence」のとき、イントロからしていつも聴いていたよりも「重かった」です。
正直言って申し訳ないのですが、この時点で坂本さんの残りの人生、そんなに長くないのでは、、、、という感じがしました。
その翌年1月17日、71歳の誕生日に坂本さんの最後のアルバム「12」が発売されました。
人生の悟りをさがしているような感じのアルバムです。
このアルバム発売前に高橋幸宏さんが亡くなって、当時のtwitterにグレー一色な絵を投稿したのも印象的でした。
3月上旬に放送されたJ-WAWEのRadio Sakamotoは代打で大貫妙子さんがDJ、坂本さんの文章を代読しながらの放送でした。
その放送の最後は「またね」で締めくくっていたので、坂本さんの体調回復を期待したのですが、、、、
2023年3月28日、坂本さんは亡くなられました。報道されたのは4月2日の夜だったと思います。私は次の日の朝、ニュースで知りました。
父の死に続き、中学生のころからファンである坂本龍一さんの死。ひょっとして、神からの天罰を受けているんじゃないか、あるいは運命のいたずらなのか、、、
何とも言えない喪失感です。
しかし、それと同時に、坂本さんのあらゆるもの、情報を収集しなきゃ、という思いに駆られました。
この日の新聞を買いまくったり、この日以降のネットやブルーレイレコーダーの番組表で坂本さんの出演するものをチェックしまくりました。
WOWOWやスカパー！での追悼番組を観るために、それぞれ新たに契約しました。
坂本さん関連の本や雑誌、ライブDVDなどをいまも買い漁っています。
また、坂本さんへの追悼を兼ねて、私は4月9日（日）から毎週日曜に坂本ファンとしての回顧録を書くようにしました。
とりあえず、今回で一度終了させていただきます。
