とある坂本龍一ファンの回顧録(12)

<16:17>

 毎週日曜に、坂本龍一ファン歴36年の私が昔を思い出しながら書いています。
今回は12回目、1995年発売「Smoochy」から書きます。

前作「Sweet Revenge」からの流れを汲んでポップを意識しつつ、今作では坂本さんヴォーカルの曲が目立ちます。
また、この当時から世間に徐々に広まり始めたインターネットをモチーフにした「電脳戯話」が含まれていたり、このアルバムをメインにしたライブツアーでは、ライブ中にインターネットで入力したメッセージが流れるような工夫をしていたと思います。
 個人的には、この1995年での坂本さんの出来事としては、NHK教育テレビ「土曜ソリトンSIDE-B」の出演が一番印象に残っています。
この番組での坂本さんの音楽に対するいろいろなコメント、かなり印象的でした。
この番組のラストで流れた高野寛さんと坂本さんが共演した「夢の中で会えるでしょう」(坂本さんアレンジ)が気に入って高野さんのCDアルバムを買い始めるきっかけになりました。この番組、この坂本さん出演回を約3年前にNHKEテレリバイバル放送してくれたのですが、追悼番組としては再放送していません。NHKさんお願いします。 

 あ、そういえば、その高野寛さんの師匠である高橋幸宏さんが東京スカパラダイスオーケストラのシングルにヴォーカルでゲスト参加したシングルも出たりしていました。

このCDシングル持ってたはずだけど、どこ行ったかなぁ、、、、

1995年と言えば、阪神淡路大震災地下鉄サリン事件のような悲しい出来事があったり、インターネットが徐々に認知され始めたり、パソコンのOSでWindows95が発売されたり、と何か時代が動いていく感じを強く受けた年でした。

次回は1996年の「1996」から書きます。