映画「竜とそばかすの姫」

<23:20>

 今日の夕方、映画「竜とそばかすの姫」観ました。

ryu-to-sobakasu-no-hime.jp

感想は「予想以上の映像美と音楽を柱としながら、現代のネット社会・リアル社会の表と裏を描き、その中で自分の意志を持って生きることを伝える、細田守監督の力作」です。

 このコロナ禍で変に漂う閉塞感の生活していると、ネットでのネガティブな書き込みが増えます。顔が出ないから余計に増えます。また、ネットの世界では生き生きとしたくなることもあると思います。そんな最近の世の中をこの物語の仮想空間’U’は表しているんじゃないでしょうか。「問題に立ち向かう際、最終的にリアルな世界でどう行動するのか、それが大事」というメッセージがあったのかもしれません。

 何かパッとしない人、心に溜まったモヤモヤを綺麗にしたい人にはお勧めな映画です。

 今回の映画で自分にとっての一番の収穫は、この映画によって個人的に細田守監督に対する評価が変わったことです。もちろん良い意味で。

以前「おおかみこどもの雨と雪」を観た時に、自分としてはちょっとイマイチな感じでした。それから細田作品にあまり関心を寄せませんでした。

 今回「竜とそばかすの姫」が興行収入3週連続一位というニュースを知って、興味を持ったので観ることにしました。

 初っ端から圧倒的な映像美と美しい音楽で驚かされました。リアルとネット世界の対比させながら、ネット民の無責任な心無い書き込みなどに対してどう行動していくか、細田さん流の持ち味でうまくまとめたんじゃないかと思います。

<追伸>

何回も書いていますが、映像美と音楽がすごいです。サントラたぶん買います。 

また、いままでの細田守監督先品 ちゃんと観てきていないので、過去作品も観ようと思います。