「終わり続ける世界のなかで」

<15:14>

 このGW休みを利用して、この本を読み終えました。

 (下記はkindle版。自分は単行本で購入しました。)

終わり続ける世界のなかで

終わり続ける世界のなかで

 

 感想は「いまの40代後半以上の方々にとっては、自分の人生を照らし合わせて回顧録的に振り返ってしまうと思います。それと同時に、今後の生き方を考えるきっかけをくれる小説」です。

 いまの30代未満の方々が読むと、人生と同期させて読むことができるかもしれません。しかし、ノストラダマスの「1999年7月人類破滅の予言」を幼い頃に信じたり興味を持った人(=いまの40代後半以上の方々)のほうが楽しめるはず。

 実はこの本。9年前に買いました。東日本大震災の翌年、2012年の1月に買いました。大震災の影響で今とは違った閉塞感が漂っている日本の情勢だったと思います。たしか週刊SPA!か他の雑誌or新聞の広告でこの本を知ってAmazonで購入しました。しかし、この年の3月に控えていた転勤(部署ごとの移動)などがありバタバタしていました。そのため、9年間読まずじまいでした。

 「買ってすぐ読んでおけばよかった」と思う反面、このコロナ禍で、また自分が50歳を来年に控えるこのタイミングで読んで正解だった気がします。

今度は還暦目前でまた読んでみたいです。