カフカ「変身」

<16:26>
 4日くらい前に読み終えました、カフカ「変身」が収録されているこの本を。

変身・断食芸人 (岩波文庫)

変身・断食芸人 (岩波文庫)

2カ月位のあ、安部礼司(読書の秋について)でカフカの「変身」が話に出てきました。
そこで興味を持ってこの本を購入。
読み始めていると、意外と面白かったです。
「ある朝目覚めてみると、青年ザムザは1匹のばかでかい毒虫と化していた。」
で始まるこの物語。
悪戦苦闘する主人公と初めは驚きながらも徐々に毒虫扱いに四苦八苦する家族の描写が実に面白いです。
”。”が少なくて”、”で一文を繋いでいるため読むのにちょっと慣れが要りますが、語句については訳の方が気を使っているようでして、この手の近代文学にしては読みやすかったです。
(ちなみに、自分は国語の成績良くありません、いや、悪かったと断言しておきましょう)
また、もうひとつ「断食芸人」も収録されています。これもこれで面白かったのですが「変身」の後だとちょっとインパクト弱いかな?!
とにかく、意外と面白かったです。
ちなみに、無料電子版(kindle用)あります;
変身

変身

断食芸人

断食芸人