今年前半の振り返り

<13:48、体重85.8kg>
 今日で今年前半終了。
今年前半で大きく印象に残っていることは、3つ。
 1つ目は、PS3メタルギアライジングリベンジェンスが発売されたこと;

とにかく密度の濃い、キレまくりなゲームでした。
一部では賛否両論のようですが、私としては小島プロダクションとプラチナゲームスのお互いの持ち味を出していたと思います。メタルギアの世界観を利用した、プラチナゲームスの新作という解釈が無難な気がします。
 2つ目は、8年遅れながらも何故かこの春昇進できたこと。
去年落ちた時点で「もう会社のためでなく、自分のために働く。」と決めていましたが、「ちょっとは会社のことも考えながら働いてみるか。」と思うようになりました。しかし、遅過ぎる。この8年で自分よりも先に昇進してる奴の中で、本当に会社のために成果残せている奴らがどれだけいるんだ?!、、、、って人事に問い合わせしたい気分です。
 そして3つ目は、飯野賢治さんがこの世から去ってしまったこと。
この半年ではなく、今年一番の自分にとってのショックな出来事です。
今でも嘘だと思いたい。1990年代後半にTVゲーム業界の風雲児として、個性の強いゲームを作ってきました。
1995年発売”Dの食卓
Dの食卓 COMPLETE GRAPHICS PlayStation the Best

Dの食卓 COMPLETE GRAPHICS PlayStation the Best

映画的手法のホラーゲームで通産省(当時)のマルチメディア大賞を取りました。
また、ホラーゲームがビジネスになることを証明した作品でもあります。
1996年発売”エネミー・ゼロ
エネミー・ゼロ サタコレシリーズ

エネミー・ゼロ サタコレシリーズ

「見えない敵を(音を頼りにして)倒す」というアイデアが斬新でした。
「我思う故に我在り」をゲームにした作品でもあります。
また、当初PS発売だったところをPSの展示会でセガサターンに発売するということを発表した、まさに破天荒なやり方が、どこかサイバーパンクな感じがしてカッコよかったです。
1997年発売”リアルサウンド風のリグレット
リアルサウンド風のリグレット

リアルサウンド風のリグレット

今度は本当に”音だけの(画面に何も表示されない)ゲーム”
インタラクティブ・ラジオドラマです。幼い時の淡い思い出と現在の自分がでてきて、どこか切なさが漂う青春ラジオドラマでした。
そして、飯野さんの中でのローラ3部作完結編がこちら;
1999年発売”Dの食卓2
Dの食卓2 通常

Dの食卓2 通常

(2013/07/08/23:25、製品の貼り付けしました)
真冬の山中をさまようガンシューティングアドベンチャーゲーム、と言ってしまえば簡単ですが、この作品には飯野賢治氏の言いたいことがいろいろ詰まっています。エンディングのあとのいろいろな世界統計が流れるところとか凄く印象的でした。
ここ数年はiPhone音ゲー作ったりWiiでパズル的なゲーム作っていたようです。
今のクラウド時代、最新ハードで何か斬新なアイデアを用いて飯野賢治さんが新作ゲームを作るのを非常に楽しみにしていたのですが、、、、
飯野賢治よ、永遠に!!

今年の目標の進捗と今後については、明日書きます。
皆さん良い休日を。