ゲーム機と私 <第3章;1996年前半>

 最近身の回りで起こったことについていろいろ書きたいのですが、とりえず、水曜と土曜はこのコーナー。
ゲーム機と私の第3章、1996年前半を書いていきます。

1996年の1月〜3月のいずれかだったと思いますが、ゲーム業界での大きな出来事がありました。スクウェア(現在のスクウェア・エニックス)がファイナルファンタジー7をPSで発売することを決めたのです。任天堂のゲーム機での人気作がPSに移籍ということで大きな話題になったと思いますが、ファミコンスーファミで遊んだことがほとんどない自分にはどうでもいいことでした。
 そんなことはお構いなしに、パンツァードラグーンツヴァイに熱中しておりました。翌年修了予定なため、この年の4月からボチボチ就職活動の準備を始めていたのもちょうどその頃。各ゲーム会社も採用枠を拡げていたので、自分は就職先にはやっぱセガへ行きたい!!ってマジに思っていました。ただ、7月以降に説明会ということで、6月までは保険として自由応募でいくつか受けました。が、惨敗。大学の推薦さえも落ちる始末。人前で話すのが苦手な上に、大学で勉強や研究をおそろかにしているのを見破られていたのでしょう、、、、。周囲の地道にコツコツやってきた輩は、大学推薦の会社を一発で合格しておりました。自分の研究室では当時合計5名が就職希望でしたが、6月終わりになっても内定をもらっていないのは自分だけ、という非常にプレッシャーのかかる、いやな毎日でした。
 ちょっと話はずれますが、”面接官に自分の実力がばれた!!”と思ったのは、次のようなことがあったからです。この当時自分は大学院2年生になりたてで、情報工学科の4年生が何人か入ってきて多少は面倒を見ていた時のこと。一応、情報工学科ですから3年生までにプログラミング実習などをこなしてきております。そのうちの一人が、そこそこ成績が良いにも関わらず、コンピュータのプログラミング(C言語)において、プログラムが書けないというか、何も考えないで、”(サンプルプログラムに対し)これは何ですか?”、”どうしたらいいんですか?”を連発している輩がおりました。そのとき直感でその輩に
”おまえ、プログラミング実習で提出したプログラム、人のを写して提出していただろ?”
と言いました。すると、その後輩は、
”え?!なんで判ったんですか?!”
との答え。

そこで、”ああ、やっぱ見る人が見れば、どんなに見栄張っても人の実力なんて簡単にバレてしまうんだな、、、、まして、会社の人事部だし、、、、”
と悟りました。

そんなこんなで、1996年の4月〜6月って、ゲームどころじゃなかったなあ、、、、この頃発売されたニンテンドー64もそんなに興味なかったし、、、
研究も就職も宙ぶらりん状態。どうなってしまうんだ、自分は?

ということで、次回、6月4日(土)は、1996年7月〜12月の就職活動と修了研究での悪戦苦闘とゲームの関係をお伝えするかも?!

おやすみなさい。